予定の無い月曜日
ねねは朝からとても調子が悪そうだった。調子が悪いといっても、苦しんでいたわけではない。
なんの予定もない、ゴールデンウイークの月曜日。なぜか体を洗っておかないとならないと思い、近所のゴミ焼却場に付属する銭湯へ行った。大広間で夕食をすませ、部屋に戻るとねねは焦点の合わない瞳で僕を見つめた。
女房がスポイトで水を飲ませる。ほんの少し時間が過ぎ、ねねは飲んだ水をすべてはいた。小さな声でうなりながらすこし苦しそうにからだをふるわせている。ふるえるその手を握りしめ、背中をさすってみる。その時は突然やって来た。
生と死の境界に時間は存在するのだろうか。遠くをみつめたままのねねの目を手でそっと閉じた。
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