2005年7月10日(日曜日)

グローバル・ヴィレッジ I

カテゴリー: - artNOMAD @ 23時11分19秒

グローバル・ヴィレッジ ─21世紀の生とメディアの転換─
マーシャル・マクルーハン/ブルース・R・パワーズ 浅見克彦訳

西洋は左脳的、東洋は右脳的だとMMは定義づける。

*この定義は鈴木大拙と岡倉覚三の思考に拠っている。

今日の逆説は、最近の西洋的なテクノロジーの地が、電子的で同時並存的であり、だからまた構造からいって、その性質と効果が右脳的で「東洋的で」口承文化的だという点にある。
P109

良いおこないをうながすアメリカ人の大いなる制裁は、罪責感である。良心を麻痺させてしまってそれを感じることができない者は、反社会的になってしまう。日本人はこの問題を違ったふうに整理する。‥‥‥それゆえ、人間は「練達」において、「恥」による検閲を除去するように自己鍛錬にとりくむ。このときにのみ、人の「第六感」は妨げから自由になる。これこそ、自己意識と相克からの人間の至福の解放なのである。
P109 *Benedict, The Chrysanthemum and the Sword, p.251 [290].

MMは西洋の心理をエンジェリズム、東洋(日本)の心理をロボティズムと定義する。環境/戦争問題について、罪悪感とそれに続いて起きる当事者を非難する言動が、日本に於いてもそれなりに意識/活動の出発点になっている。西洋的な心理を非難する場合もある。それは結局、西洋的な方法であって、アジアでは逆効果を生む場合があるのではないだろうか。


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