ゴッホ通信3
近代美術館の『ゴッホ展─孤高の画家の原風景─van Gogh in Context』 を見に行った。
この展覧会は美術作品の展示という美術館の概念を超え、同時代のコンテクストを呈示することによって、ゴッホの全体像を浮かび上がらせることを試みる、画集のような展覧会だ。画集と絶対的に異なっているのは、その作品が印刷ではなく本物の作品だということだ。(画集は落ち着いて眺めることが出来るが、ゴッホ展はいつも盛況で落ち着いてはいられない違いもある。)オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館に収蔵されているゴッホと関連する作品および資料が展示されている。
数年前にBunkamuraザ・ミュージアムでもゴッホ展が行われたが、いくらゴッホといえども、ひどい展示方法やコンセプトが中途半端なままでは作品が色褪せて見えてしまうということがよくわかるものでしかなかった。今回のゴッホ展は、さすがに私が日本の美術館の中で一番お気に入りの東京近代美術館、素晴らしい展覧会でした。
展示は5つのパートで構成されていた。
- 宗教から芸術へ
- オランダ─農民の労働、芸術のメタファー
- パリ─闇から光へ
- アルル─ユートピア
- サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズ─模写/最後の風景
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