2004年9月11日(土曜日)

世界コミュニケーションの時代(4)

カテゴリー: - artNOMAD @ 00時08分56秒

世界像の時代においては、芸術とデザインの差異がきわめて小さくなる。世界が計測可能だということは、全ては複製可能となるからだ。複製技術の発展とともに世界が像となったことは深く繋がっている。しかし、現在のメディアテクノロジーにおいて、それらは人間の言葉では理解できないバイナリーコードとなった。世界コミュニケーションの時代を生き抜くためには、芸術とデザインとの違いを認識しなければならない。

芸術とデザインの違いについて、ノベルト・ボルツは述べている。

ーー芸術は、外部的効果なしに存在する。おそらく、次のことがいえるにすぎない。すなわち、芸術にかかわる者は、潜在的なものを観察するという高度な技術=芸術を鍛えるのだ、と。芸術は、「脱構築」の意味での観察を行うのである。
ーーこれに対して、デザインは、意味づくりである。具体的に言えば、デザインはインターフェイスの展開にとどまるということだ。「奥の深いデザイン」というのは、すくいようもなく馬鹿げた自己認識である。

ここで重要なのは彼の考察の内容ではなく、芸術とデザインとを区別しなければならないという意思である。


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